Maister

一般販売展開の断念に関するお知らせ

2020年10月に実施したクラウドファンディング以来、弊社ではMaister各種製品の一般販売に向けて準備を進めてまいりました。しかしながら以下のような事業環境の変化により、日本国内での取り扱いを断念するに至りました。

ドイツ側事業体制の変化

ドイツにて製造・販売をおこなっていたスタートアップ企業「Maister」のFeuerlord社への事業譲渡に伴い、日本での取り扱いについて再検討・再交渉する必要性が生じました。

通販展開の難しさ

トウモロコシ炭は軽量ながら容積が大きく、宅配便の場合送料が高くなります。そのため実店舗での展開を中心に検討して参りましたが、従業員の担当業務範囲上、現状の体制では販路開拓が困難なことが判明いたしました。
さらには2022年4月に弊社事務所が移転することに伴い、EC事業の在庫を保管するスペースが縮小しました。

国際情勢による影響

新型コロナウイルスなど国際情勢により、物流の混乱や輸送費の高騰が続いております。そのため価格の見直しを検討する必要があるなか、競合製品との価格差が拡大することに懸念が生じております。

製品の魅力にご期待いただいた皆様に対しては、このようなご連絡となってしまい申し訳ございません。

2022年5月 KUMADE株式会社

Maisterはドイツの環境型スタートアップ企業が開発し、
同国の企業「Feuerlord」が展開するバーベキューブランドです。

商品の特徴

Maister(マイスター)は、トウモロコシの芯からできた炭「マイスコーレ」を中心としたバーベキューブランドとなっています。

ユニークな炭化技術で、現状は廃棄されているトウモロコシの芯をサステナブルなBBQ炭に

Maister(マイスター)の生まれたドイツではバーベキューが継続的なブームとなっていますが、それに伴い木炭の流通量が増加しつつあります。それに伴い問題となっているのが、熱帯雨林などから切り出された輸入木炭が約4割を占める点です。日本でも多くの木炭を輸入に頼っていますが(2008年・141,202トン。全国燃料協会調べ)、そのなかには不正に伐採されたものも含まれているとみられており、地球の森林を保護するのに大きな障害になっているのです。

そのため今後は計画的伐採により生産されるなど、「持続可能性(エシカル)を考慮している」木炭を使用することが、日本を含む各国で重要な価値観のひとつになってきています。また現在ではバイオ燃料が注目されつつありますが、これらはサトウキビなど食料としても使われる材料が使用されることも多い点が課題です。そのためバイオ燃料の生産拡大が食料価格の上昇にもつながることが懸念されてきました。

そこで飼料用トウモロコシを加工する際に廃棄される「芯」を活用することで、木炭に変わる新しいバーベキュー炭として生まれ変わらせたのが「マイスコーレ」です。

マイスコーレには「火が付きやすい」「持続可能性(エシカル)を考慮している」といった観点から注目が集まっています。現在ではインターネット通信販売だけでなく、ドイツ大手のスーパーマーケットチェーン「EDEKA」「Real」「BIO CAMPANY」といった各店舗でも店頭に並ぶほどになりました。

驚くほど軽く、約5分で簡単着火!バーベキューで起こりがちな悩みを解決する先進炭

Maisterのもう1つのメリットは、着火性のよさです。

バーベキューの準備になかなか取りかかれない理由のひとつに、「炭への着火」の面倒さがあります。木炭はなかなか火が付きにくく、しかも火が付いている間は目を離すことができないことから準備に時間がかかる要因のひとつとなっていました。

しかしMaisterは着火性に優れており、着火剤なしでも大きな手間なしで火をつけることが可能です。そのためふと思い立ったとき、たとえばお昼の休憩時間といった短い時間でも食材の準備さえおこなえば、手軽にバーベキューをおこなうことが出来るでしょう。

トウモロコシの芯が原料なので低密度、パチパチ跳ねにくく、老若男女問わず手軽に使える

バーベキューで使う木炭は燃焼にともない、パチパチと跳ねてしまうことも多いです。そのため子どもに取ってはリスクが高く、肉や野菜を焼く役目は親の負担にもなりがちでした。

Maisterは中に多くの空気を含むこともあり、炭がパチパチと跳ねにくい構造になっています。そのためお子様が肉や野菜を自分で焼き、調理の楽しさを知る機会や食の大切さ・食育へもつなげていくことができるでしょう。

軽量・コンパクトで持ち運びしやすい

できるだけ荷物をコンパクトにしたい「ソロキャンプ」などにも、Maisterは大きな魅力を持った製品です。

Maisterは従来のバーベキュー炭よりもサイズがかなり小さく、使用する分だけを小分けにしやすい形状になっています。細かく割る手間なく、Maisterの紙袋から使うぶんだけを小さな紙袋へ分けることも可能です。

Maisterが手元にあれば、ふと思い立ったときのソロキャンプにも有利。ぜひ、Maisterを持ってバーベキュー場やキャンプ場へお出かけしてみませんか?

スペック

項目マイスコーレバイオライタービールボックス
概要飼料用トウモロコシの芯を加工・再利用して作られたバーベキュー炭。軽量で着火性に優れる植物性・動物性有機物を使用し、地球のことを考えた着火剤行きは飲み物の輸送に、現地ではグリルとして活躍!
サイズ高さ46cm
幅24cm
奥行き18cm
高さ27cm
幅・奥行き9cm
高さ38cm
幅・奥行き28cm
重量2kg1.5kg7kg+0.9kg
素材トウモロコシ植物性・動物性有機物耐候性(グリル本体)、ステンレススチール(グリル網)
製造地ドイツドイツドイツ

炭を扱うプロからの評価

七輪をお客様のテーブルへ提供し、自分で鶏肉を焼くセルフスタイルの焼き鳥店である「炭火焼鳥すずめ横丁名駅店」の店長、和田さんにも実際に使っていただき、お店で使用しているオガ炭との使用感を比較していただきました。

普段はオガ炭(木を削ったときに出るオガクズを加圧・加熱して製造する炭)を七輪に入れて、お客様のテーブルへと出しています。オガ炭ではお客様の来客数を予想し事前にガスコンロで温めておく必要があるのですが、Maisterではあっという間に火が付いて驚きました。また同じかさでオガ炭の5分の1程度の重量というのもびっくりで、燃焼時間が落ちるのも半分くらいで意外に悪くないイメージ。

また炭が跳ねないというのも魅力的ですね。備長炭やバーベキュー用の木炭では炭がはぜてしまうのでお客様には出しにくいのですが、手軽に火を付けられ、かつお子様が扱いやすいというのは大きな強みだと思います

※インタビュー内容は個人の感想であり、その内容を保証するものではありません。

店舗webサイト:https://suzumeyokocyo.owst.jp/

Makuakeでの先行販売実績

2020年10月8日~11月13日、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて日本先行販売を行いました。大ヒットまではいきませんでしたが目標額の171%・約34万円の売り上げを記録し、環境に配慮したバーベキューへの関心が少なからず存在することが証明されました。

リンク

Makuakeページ(アーカイブ)
https://www.makuake.com/project/maister